やきかつとは

やきかつは、フライパンで両面を焼いたかつのことです。上野精養軒で修行した初代がフランス料理のコートレットをヒントにして作りました。
コートレットは、牛や豚のスライス肉にパン粉をつけて、油をひいたフライパンなどでソテー(揚げ焼き)した料理で、日本では一般にカツレツともいいます。これが後に豚肉を大量の油で揚げる日本独自の「とんかつ」に発展しますが、当店のやきかつは、「とんかつ」の「フライ式製法」ではなく、コートレットの「揚げ焼き」にオリジナルの調理技術を加えたものです。
やきかつサクサクの衣、柔らかな肉の口当たりは、この製法によるもので、言わば「カツレツ」本来の味をお楽しみいただけます。
特に、油っぽさが少ないため、年配の方や女性にも「あっさりいただける」と好評をいただいています。

 

やきかつは、フライパンで少数枚ずつ焼き加減を見ながら調理するため、手間がかかるぶん効率は良いとは言えません。しかし、この味を求めて来店されるお客様のためにこの調理法にこだわっています。

 

なお、当店では、肉はもちろん、具材や調味料、そしてお箸や爪楊枝に至るまで上質なものを使用しています。 いわゆるブランドものではなくても、仕入の際には、一つでも上のランクのものを選んでいます。一般には知られてないものの皇室御用達のプリンスソースを使う、爪楊枝も一本一本が包まれた衛生的なものを使用する、油は一回一回新しいものを使用する……そんな些細なところにこだわりの一端を感じていただけると幸いです。
どうぞ安心して、料理をお楽しみください。